ソフトウェアエンジニアの給料が最も高い会社ランキング
新型コロナウイルスの発生から2年以上が経過した現在、各国は人材不足に直面しているようです。残念ながら、雇用の需要が多くあればあるほど、給与が低かったり、福利厚生が最低限であったり、フレキシブルでなかったりしますが、これは必ずしもそうとは限りません。
ソフトウェアエンジニアの分野を考えてみましょう。ソフトウェアエンジニアの求人はたいてい豊富で、平均年収は約11万7,000ドル、福利厚生も充実しており、しかも多くの場合、リモートワークで働くことができます。しかし、適性資格やトレーニングが不足していることから、ソフトウェアエンジニアになれる人数はまだ少ないのが現状です。労働統計局によると、ソフトウェアエンジニアの不足人数は、2026年までに120万人に近づくと推定されています。
しかしながら、すべてのソフトウェアエンジニアの職種が同じというわけではありません。教育関連ソフトウェアエンジニアの収入が最も低く、エンターテインメント(ストリーミングサービスなど)や家電関連ソフトウェアエンジニアの収入が最も高くなっています。そこで今回は、2022年ソフトウェアエンジニアに最も高い給与を支払っている上位3つの会社を紹介しましょう!この分野に興味のある人は、以下の会社への就職を目指してみるといいかもしれません。
Metaは、世界最大のソーシャルメディア企業です。数多くのプラットフォームと80以上のグローバル拠点に20億人以上のアクティブユーザーを抱え、そのすべてを動かすために何百人ものソフトウェア開発者が必要なのは、決して驚くには値しないでしょう。同社は、他の多くのソフトウェア企業と同じく、多階層の等級制度を採用しています。ソフトウェアエンジニアは、E3(最下級)からE8(最上位)までのランクに分けられていますが、E3のエンジニアでも、初任給は基本給、ストック、インセンティブを含めて18万4,000ドル(約2,500万円)と高額な報酬をもらえます。
そして、もちろん給与はランクが上がるにつれて上昇し、最上位のE8になると、ソフトウェアエンジニアの平均年収は、主にストックオプションによって、127万ドル(約1億7,000万円)にまで達するそうです。また、Metaでは、基本給の7%を上限に、401(k)制度の拠出額の半分の額が上乗せされます。給与だけでなく、健康保険も全額負担され、家族手当も手厚く支給されます。さらに、社員は週5日、ランチとスナックを無料で食べることができるそうです。
Googleは、Facebookと同様、世界各地で数千人規模のソフトウェア開発者を雇用しています。Googleのエンジニアは、L3〜L8までのランクづけされており、L8は最上位のプリンシパルエンジニアと認識されています。最下位のL3のエンジニアであっても、基本給、ストックオプション、ボーナスなど魅力的なパッケージが提供され、年収は約19万1千ドル(約2,600万円)にのぼります。ちなみに、L8の年収は、およそ963,000ドル(約1億3,000万円)だそうです。
福利厚生としては、無料の健康保険、生命保険、歯科保険、眼科保険がついています。出産を控えている女性社員には22週間の産休が与えられ、また子どもがいなくても全社員に12週間の有給が与えられます。さらに、養子縁組費用として最大2万5000ドル、代理母出産費用として最大4万ドルを会社が負担してくれます。
Netflix
エンターテインメント業界の給与が高いというのは、決して冗談ではありません。例えば、Hack Reactor Coding Bootcamp Onlineを卒業したばかりの新人ソフトウェアエンジニアでも、Netflixに就職すれば、年収26万8,000ドル(約3,600万円)以上を稼ぐことができます。さらに、シニアのソフトウェア開発者ともなれば、約55万ドル(約7,500万円)を稼ぎます。Netflixはまた、最大8ヶ月の有給家族休暇や無制限のPTOなど、かなり充実した福利厚生を提供しているうえ、養子縁組や代理出産、生殖手術の費用も負担してくれます。ストックオプションを購入する場合も、初めから完全に権利が確定しています。また、優れた健康保険を提供しており、利用しない場合でもキャッシュバックが保証されています。